タヒチに新工場竣工
訪販ニュース 5/12日号 4面記事より
タヒチアンノニインターナショナル(本社・米国ユタ州、ケリー・オルセン社長)は、フレンチポリネシアのタヒチ島に新たな加工工場を4月12日に開設したと発表した。当日はグループ創業者でモリンダホールディングスインクのジョン・ワズワ−ス取締役副社長がオープン式典に参加したほか、フレンチポリネシアのオスカー・テマル大統領など地元関係者らが1,000人以上出席した。
同社によると、同工場では採取したノニからピューレの製造を行うほか、ノニの葉や種を感想させて抽出物を作る。これらは主力商品の「タヒチアンノニジュース」をはじめ、ノニ葉を使った「タヒチアンノニリーフティー」や化粧品などに利用される。
これまでもタヒチ島には同社の加工工場があったが、小規模だったことに加え、工場自体を賃借していた。今回、新たに自社工場が稼動開始したことで生産能力が向上、「(従来に比べ)2倍以上の生産が可能になった」(同社)という。具体的な生産量は好評していない。これにより、消費需要に対応していくとしている。
4月28日にはワズワース取締役副社長が来日、セミナーを行った。同氏は「新工場完成までには長い時間がかかった。8年前から政府に工場の土地を借りる交渉を始め、2年前に着工した」との言及。その上で、「一つのまとまった建築物としてはタヒチ最大。新工場は100年以上運用可能な設計で建築された」として、長期的な事業展開を行っていくことを示唆した。
2005/05/17 |