MLMで働いている日本人はどうして経営的な行いを示すのか?

高知工科大学           田路 則子 教授
中央大学              高野 三男 教授
T.Ohe&Associates株式会社  尾上 タケル
 
・主なトピック

日本のネットワークビジネスは世界最大のマーケットを占めています。そこで、日本では多くのディストリビュータ経験者はビジネス経験が無い、あるいは多少の経験でMLMビジネスに参加しています。
それなのに、彼らはとても強い経営的な魂を見せてきました。この研究の目的は、(第一)に、未経験のディストリビュータメンバーがどのようにMLMに集中し、新メンバー募集活動や、そして自分のネットワークをどのように維持をするか、などの認識について調査しました。(第二)に、MLMビジネスの効率と比例について、またどのように関連しているかを証明するのが目的です。
研究の最初のステップとして、ネットワークビジネスのディストリビュータメンバーで18ヶ月以下の経験者と、経験豊富なディストリビュータを比較してみました。

・実験方法

61問あるアンケートを作成し、以下の4つの要素についての質問をアンケートとして尋ねました。
集中(やる気)について、32問
ちから(実力)について、23問
努力について、4問
効率(パーフォマンス)2問

2000年12月から2001年2月までの間に、未経験のディストリビュータ122人と、経験豊富な67人のディストリビュータにアンケートを実施、40社のMLM企業・組織を焦点に実施されました。

「集中」や「ちから」と言う項目では各グループの4つのキーワードの要素を確認するために、要素解析(FACTOR ANALYSIS)という方法を使用しました。「努力」や「効率」について、次の「QUANTITATIVE INDICES」を使用しました:新ディストリビュータ募集、ネットワーク維持活動、新しいメンバーの人数、そしてコッミションやボーナスからの利益等t。各要素が他の要素とどのように関連しているかを調べるためには、複数の回帰分析(MULTIPLE REGRESSION ANALYSES)を使用しました。

・結果とかかわり合った点について

この実験では、ディストリビュータは複数の活動方法を利用していると証明しました。未経験のディストリビュータの行為を解析することで、ディストリビュータを3つの違ったパタンに分けることができました。
(1)社交的なネットワークを構築、活動するグループ:社交的にネットワークの構築に成功したメンバーは、厳しくメンバー募集やネットワーク維持を行い、「効率」とリンクさせようとする。この行為のパタンに従うメンバーは典型的に自分のネットワークの構築に価値があると自覚し、経営的な関係を示す。
(2)利益を得ようとするパタン:自分の利益を最優先にする、それを目的にするメンバーは、短期間の利益を得るために集中して活動している。そして、(1)のパタンをする人ほど自分のネットワークを拡大しようとしない。
(3)自分の能力を上達させるパタン:自分の能力を上達させようとする人は自分の活動拡大の意欲に限らず、自分のパーフォマンス(効率)を上達させようとする意欲が強い。すべての未経験のディストリビュータは金銭的な面ではなくて、非金銭的な面に魅力を感じている。そういう要素は、自分を誘ったディストリビュータが説明する内容に信用する、MLMの管理政策に信用する、ディストリビュータへの配当などに信用するなどとなっている。
言い換えると、MLM(ネットワークビジネス)といったシステムに集中させる要素を使用することで、組織拡大が可能である。

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