日建栄協は、グリオにたいして退会措置

2001.01.20 訪販ニュースより

(財)日本健康・栄養食品協会は、2000年12月20日、健康食品などをMLMで展開するグリオ(本社・東京都港区、金石茂雄社長)を退会とする処置を取り、同日これを通告した。
同協会が認定する健康食品に関する規格基準「JHFAマーク」を申告中にも関わらず、自社製品に使用していたことなどが、論理網領の第4「会員は、営業販売活動において消費者に対し、商品の内容、取引条件等につき、正確な情報を提供しなければならない」に違反、又禁止行為を定めた第五の四「協会が認証した証票に対する信用・権威の失墜あるいは不信感を招く営業販売行為」に値すると判断されたもの。
日建栄協が会員に退会という処分を下すのは異例のこととなる。
問題となったのは、同社が販売するキトサンを加工した健康食品「カイオウ(三百二十ミリグラム×二百四十粒、標準価格二万円)」キトサンについては、1995年6月1日に協会が規格基準をし、現在六十六品目が許可を受けている。その後、製品の処方を変更したため、1999年6月30日、新たに認定マークを得るため、申請し直している。しかし同年8月30日の協会の審査委員会で「揖取量の上限が基準と異なる」との結果が出て、このことを同9月6日に同社に文書で通知、またグリオの顧問を務めている杉本達芳氏(医学博士、北海道医療大学非常勤講師)を同9月16日に協会に呼んで、基準に適合するように処方の修正を求めたが、この件に関して対応はとられなかったという。
その後2000年7月に入り、消費者センターから協会へ同社に関する問い合わせが有ったことなどを契機に、協会側は製造元などへ調査を行い、処方を変更した「カイオウ」に許可申請中にもかかわらず「JHFAマーク」を表示している事実を把握。同8月8日に杉本顧問を協会に呼び、不当にマークを表示している商品の出荷と販売を停止するように求めたが、同社はマークを付けたまま製品の販売を続けていたという。
またこれまで協会には、昨年秋をピークに二百件以上にのぼる苦情や問い合わせが寄せられていたことなどとあわせ、今回の措置となった。また、退会通告を行った六日後の十二月二十六日に杉本顧問が協会を訪れ、自主的に退会したい旨を申し入れたが、協会川はこれを拒否。日建栄協では今後グリオが会員であることや製品に「JHFAマーク」の表示を行った場合、法的な措置も辞さないとしている。
 この件につき、同社では「マークをつけた製品の切り替えはすぐには行えず、一定の猶予期間が必要。退会に至った経緯を含め、協会側の主張とはいろいろな点で認識の食い違いがある。現在は製品、パンフレットともに協会とは関係無いものに切り替えている」(金石専務)などとコメントしている。


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