イタリア発のエバーグリーンライフが2014年度売上570万ユーロ越え

イタリアを拠点とした栄養補助食品とウェルネス製品を販売するエバーグリーンライフ社は、近々米国とロシアに進出しようとしています。2010年にオリーブを基調とする健康食品を扱う会社として設立されました。ヨーロッパではオリーブの木の豊富さに関わらず、この植物のサプリメントとしての使用は主に東南アジアや米国であり、カプセルとして販売されています。これ受けて、同社の創設者であるリビオ ぺスレ氏はオリーブを液体状のサプリメントにし、ゼリーや、フェイスクリーム、洗浄剤などの製品を提供しています。また、彼は2004年からオリーブの葉の抽出物に残る独特の苦味を取り除く課題に取り組み、2010年にトリエステ大学の薬学部とのコラボレーションで、ようやく口あたりの良い味の完成と特許取得に至りました。現在、同社はドイツ、スペイン、オーストリア、スロベニアを含むヨーロッパ諸国に輸出しており、2012年には150万ユーロの売上だったものの、2年後の2014年には570万ユーロを超えるまでに成長しました。そして今年、第一四半期では前年比の120%アップの220万ユーロで、年間目標を50万本のボトル生産と900万ユーロとしています。創設者の息子でありCEOであるルイージ ぺスレ氏は、イタリアでのダイレクトセリングは主に米国企業がメインで、まだまだ国内企業の普及に至っていないとし、また、口コミの威力はその製品が正しく理解され適切に説明を受けなければうまく発揮されないとも語りました。現在同社は6000名の会員をもち、年内に米国とロシアに進出予定です。

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