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ナチュラリープラス:香港市場で株式を公開 来年中を視野

訪販ニュース 12月20日号 3面記事より

 来年から特殊会社体制に移行するナチュラリープラス(東京都港区、加藤幹雄社長)が体制整備を急いでいる。最大の目的は株式公開。新設するナチュラリープラスホールディングス(以下HD社)が置かれる香港の市場が狙いだ。

 現地の取引所は香港交易所(2000年3月設置)が唯一。主に大手企業が上場するメインボードと新興企業が多いGEM(グローズエンタープライズマーケット)の2種類がある。どちらを目指すか明言していないものの、会社歴や事業規模からは後者の可能性か高いと見られる。

 HD社設置の背景には、海外進出の拠点としたい思惑も。来年はシンガポール・マレーシアに進出。東・南アジアの開業を加速していく上で日本からのコントロールには「限界がある」(同社)。現在日本にある「海外戦略本部」の機能は、徐々にHD社へ移す。

 香港の証券会社との交渉はなだの模様だが、審査に耐えうる体制作りには着手。10月から複数の大手監査法人を入れ、内部統制を高めつつある。監査は、同社を完全子会社とする投資会社メダリオン・インベスターズ(米国ニューヨーク州)も協力体制をとる。資金調達による投資よりは「きちんと株主利益を出せる会社にしていくのが仕事」(同社)であり、公開時期は「来年には形になるようにしたい」(同)とする。

 一方、持株会社化にともない、加藤社長から坂田寿宏取締役へのトップ交代を始めとした大幅な人事刷新を予定(1月1日付)。加藤氏はナチュプラ本体に籍を残さず、HD社取締役に異動する。発表のあった11月23日の全国大会では、会場から小さくない驚きの声が上がった。

 驚きは社内でも共有されていたようで、幹部社員は一連の人事を「大会の前々日に知った」と話す。元社長の不祥事などにゆれた同社の建て直しの総仕上げとして”三顧の礼”で迎え入れた加藤氏が、1年足らずで職を退く人事をいぶかしむ声も聞く。

 米国勤務やニュースキン時代に培われた能力が、株式公開という仕事で遺憾なく発揮されるなら、適材適所を地で行く人事とも言えるが、今の段階ではまだ唐突な印章をぬぐえない。

 またHD社のお膝元となる香港は、9月に開業したばかりのMLM事業で正式な現地責任者の就任が未定。加藤社長が代表職を兼務する。11月から条件付で中国籍の登録も可能とした香港事業を、3年前の台湾に続く成功例に育てるためにも、早期に体制を固めることが肝心だ。

2007/12/14

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